12月の7日から11日まで開催される関東で最も遅い安食の酉の市が今年も開催されます!
安食にある大鷲神社前はこの酉の市が開催される期間最も賑わいを見せる行事の1つです。
今回はそんな安食の酉の市について詳細のご案内です。
大鷲神社について

徳川家と深く関わりがある大鷲神社。
春日局が竹千代君が3代将軍になったときに、それを祝って将軍の船に飾ってあった金の大鷲を、将軍より願い受けて奉納したと言われ、現在宝物として保存され出世開運の神として知られています。
また、五穀豊穣・子授け・安産・夫婦和合の神も祀られており、縁結びの神社としても一部の人達には名が通った神社になっています。
酉の市とは?

そもそも酉の市とは何か知っていますか?
酉の市とは11月の酉の日(十二支)に関東各地で行われる商売繁盛・開運招福を願うお祭りです。
江戸時代から続く年中行事で、正月を迎える最初の祭りとされていました。
酉の市の始まりは現在の足立区花畑にある大鷲神社であるといわれており、「鷲大明神」に感謝した収穫祭でした。
祭りの日、氏子たちは鷲大明神に鶏を放孟子、終わると集まった鶏は浅草の浅草寺まで運んで観音堂前に放してやったと言われています。
酉の市に参詣するのは武士が多かったようですが、次第に町人がこぞって参詣するようになり年末になると一発勝負をかけた賭博博が開帳されるようになりますが、安永年間に出された賭博禁止令を境に、その盛況ぶりは浅草へと移り変わります。
その当時花又村の【本の酉】、千住にある「勝専寺(赤門寺)」を【中の酉】、浅草の鷲大明神【新の酉】の3か所で行われる酉の市が有名でした。
特に【新の酉】は、東隣に新吉原を控えていたこともあり、鷲妙見大菩薩(鷲大明神)が長國に迎え移された明和8年ころから一躍酉の町として知られるようになり、現在も大きなお祭りとして開催されています。
酉の市で見かける熊手
酉の市で必ずと言っていいほど見かけるのは豪華で艶やかな熊手。
最初は小さいものを買って年々企業が会社が大きくなっていくのと同時に熊手の大きさも大きくしていくのが特徴で「年々成功する」という願いが込められています。
そんな熊手の由来についてご紹介します。
わしの爪の鷲づかみ
鷲が獲物をしっかりと捕らえることになぞらえて、運をわしづかみするといわれるように、鷲の4本爪のうち3本を熊手の手に、1本を柄とした3本爪の熊手が後に5本になり、「運をかっこむ」熊手守りになったといわれています。
熊手の呼びかけが発展
熊手は元々農具の一つで、現在でも落ち葉やゴミを集めるのに使われています。
熊手のゴミを集める部分のことを【呼びかけ】といい、この呼びかけが「幸運やお金をかき叫ぶ」という縁起の良い象徴として発展し、酉の市で使用されるようになりました。
戦勝を祈願した軍扇
線上に赴く武将が神仏に先勝祈願のために奉納した軍扇が
【勝って戻ると熊手のように反り返った骨だけになっていたこと】
この故事にあやかって「開運を招く」熊手守りになったとされています。
このように様々な由来があり、熊手を購入する一連の流れにも特徴があり売り手と買い手の値段交渉も見どころの1つになっています。
安食酉の市開催詳細
開催日時 | 2024年12月7日(土曜日)~11日(水曜日) |
イベント開催日時 | 2024年12月7日(土曜日)10時~17時 ※イベントの開催は7日土曜日のみとなります。 |
イベント内容 | ・熊手市 ・刃物研ぎ ・栄町物産品の販売 ・どらまめ加工品の販売 ・歳末助け合い運動 ・各種模擬店 他 |
駐車場 | 栄町役場 ①役場前 ②役場横 ※近隣の道路や民家、コンビニ等への注射は絶対にやめてください |
通行止め有 | 会場周辺道路が7時から17時まで一時通行止めとなりますためご注意ください。 |
まとめ
安食の酉の市が開催されると今年ももうすぐ終わりなんだという実感が湧いてきます。
2024年もあと1ヶ月!
やり残したことがないように残りの2024年楽しんで、もしご興味があれば安食の酉の市、面白いお店や豪華な熊手を見に行ってみてくださいね!