成田市の一大イベント成田祇園祭開催のお知らせ|成田の夏の訪れはこのお祭りから始まる!

7月の第1週目の金・土・日に開催されるのが成田祇園祭。
このお祭りが開催されると夏が始まったなと感じる方も多いはず。
成田山周辺の町内から豪華絢爛な山車が出され、成田山から参道を彩ります。

目次

成田祇園祭の歴史

成田祇園祭は約300年の歴史を誇る成田山新勝寺と門前町を舞台とした夏の一大例祭で、1721年にはすでに奥之院での祭祀が行われていた記録が残っていてこの記録が起源であると言われています。(諸説あります。)
本尊不動明王の本地仏・大日如来に対し、五穀豊穣や万民豊楽、諸願成就を祈願する祭礼として始まりました。

祭礼の構成と発展

神輿渡御

もともとは門前町7ヶ町が持ち回りで担いでいましたが、担ぎ手不足から大正9年(1920年)以降は成田山職員と有志が担ぐようになりました 。
御輿は奥之院に安置されおり、祇園祭の3日間のみ御開帳され町を練り歩きます。

山車・屋台の巡行

江戸様式を基調としており、神武天皇や神話をモチーフとした人形が乗る山車と屋台が合わせて10台巡行します。
山車はお祭り仕様の衣装を着た子供達や大人がそれぞれの町内から選出され、山車を引っ張っています。
威勢の良い掛け声とともに豪華な山車の巡行を間近で見ることができますよ。
運が良ければ、一斉に山車を思いっきり引っ張って走りぬく迫力ある巡行を見ることもできます。

お囃子の競演

江戸囃子と佐原囃子という異なる二大囃子が共演する、全国的にも珍しい音の競演を楽しめます 。

3日間それぞれ違う内容

3日間行われる成田祇園祭ですが、実は3日とも内容が違います。
どの日に行くか、それとも3日間とも行くかは内容次第で決めてみてもいいかもしれません。

2025年7月4日(金曜日)午後13時30分~

初日の金曜日は安全祈願及び鏡開きが行われます。
成田祇園祭の始まりを告げる大変厳粛な行事です。

成田山の交道会の若者頭と副頭の合図で成田山の大本堂前にて一斉に総踊りが始まります。
各町内の山車・屋台が一堂に集結し若者たちがお囃子に合わせて威勢良く踊ります。山車と屋台が順番に大本堂前に出て踊りを奉納した後、町内や表参道へと出発します。

2025年7月5日(土曜日)9時~

JR成田駅前広場の総踊りから2日目がスタートです。
権現山から御輿が進発した後、花若連、若者頭の合図に合わせて一斉に総踊りがスタート。
御輿に続いて山車・屋台が町内や表参道へと繰り出していきます。
昼間はお囃子と踊り、夜は提灯が灯る山車・屋台のライトアップが町を彩ります 。

2025年7月6日(日曜日)17時~

最終日の日曜日は成田祇園祭の最後の日なので奉納総踊りが開催されます。
表参道の坂道を勢いよく引き上がる総引きがクライマックスを迎え、その後本堂前でフィナーレの総踊りが行われます。

一味違う夜の祇園祭

19時を過ぎると夜の帳がおり、山車や屋台が照明でライトアップされ昼間の元気いっぱいな様子からまた一味違った山車の印象を楽しむことができます。
昼間は比較的広範囲にわたって引き回されていた山車や屋台が夜になると成田山表参道に集結し、子気味の良いお囃子に合わせて若者たちの掛け声も一層高らかになります。
また、日が落ちると割と過ごしやすくなるため人出も増えてきます。
その為大勢の人々に加え山車・屋台が往来する表参道の熱気は最高潮になります。

祇園祭の華 手古舞

成田祇園祭の山車が通る前の合図のように、シャンシャンと錫杖を突く音が聞こえかわいらしい衣装に身を包んだ女の子たちが歩いてきます。
昔は芸者衆や婚礼前の女性が務めていましたが、今では小学生の子供たちがこの手古舞を務めています。
着物に伊勢袴、足袋、草履を履き、背中には花笠を付け、手に持った錫杖を鳴らしながら山車や屋台を先導します。

手古舞の衣装は、若者連の祭り半てんや扇子と同様、各町内によって色やデザインが様々なので、それぞれの町内でどんな衣装になっているのか見比べてみるのも楽しいかもしれません。

注意事項

成田山期間中は中之町坂上(薬師堂)から成田山総門までは各日下記のとおり、上り一方通行となります。
また、成田駅周辺が送迎の車などで大変混雑するのでお出かけの際はお時間に余裕をもってお出かけください。
山車や屋台、大勢の人が集まりなかなか抜けられない事態も発生しがちです。
抜け道マップもあるので詳しくは公式サイトを要チェックしてください。

一方通行区間成田山総門→中之町→薬師堂
日時2025年7月4日16時30分~22時
2025年7月5日16時30分~22時
2025年7月6日16時30分~23時
公式サイトhttps://www.nrtk.jp/enjoy/shikisaisai/gion-festival.html

まとめ

成田の町が一気に熱気に包まれる成田山祇園祭。
いつものゆったりとした雰囲気の成田山や表参道が活気と熱気に満ち溢れる一大イベントです。
是非家族やお友達と楽しんでみてはいかがでしょうか?


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

成田市のWEB制作会社「ホエールデザイン」。
HP作成 / 運用・管理/ MEO / WEB集客はお任せ下さい*

目次