節分の由来

節分の発祥は日本ではなく中国です。
平安時代ごろに中国から伝わった文化が日本古来の考え方と合わさって生まれたと考えられ、鬼に扮した者を追い続けることで厄災を祓うというものでした。
そこから発展し、現在の鬼退治を退治する行事へと発展していったのです。
なぜ豆をまくのか
「魔(ま)を滅ぼす(め)する」という言葉合わせから、煎った大豆をまいて厄を祓う風習が生まれました。
大豆は五穀の1つであり生命力を象徴すると考えられ、豆を起こして鬼(災い)を退け、福を呼び込むという意味が込められています。
また、豆まきに使われる豆は一般的に生の豆ではなく煎った豆を使います。
その理由は昔話に深い関係があるといわれています。
昔、人を食べる鬼に、神様が
「この豆から芽が出たら人を食べてもいいが、出ないうちに人を食べたら罰を与える。」
と鬼に豆を渡しました。
鬼は神様からもらった豆を蒔きますが、待っても待っても芽は出ません。
なぜなら、その豆はあらかじめ煎ったものだったからです。
2025年恵方巻を食べる方角は?

節分と言えば豆まきですが、豆まきの他にもう1つ大切な恵方巻を忘れてはいけません。
今年の方角は【西南西やや西】です。
恵方巻を食べるのはなぜ?
恵方巻は七福神にあやかって、7種類の縁起が良い食材を巻いた巻きずしです。
現在は様々な食材が入れられたものが販売されていますね。
本来、恵方巻に使われる基本的な材料は【かんぴょう・しいたけ・卵焼き・ウナギ又はアナゴ・エビ・きゅうり・さくらでんぶ】の7種類とされています。
恵方巻を食べるときは切らずにそのまま一本を無言で食べるように言われます。
その理由は巻き寿司を切らずに丸ごと食べることで「福を巻き込み、縁を切らない」という願いが込められています。
また、無言で食べるのは恵方巻を食べている途中で言葉を発してしまうと服が逃げるとされているからです。
心の中で願い事が叶うように祈りながら、静かに食べましょうね。
2025年成田山新勝寺節分会詳細

さて、本題に入ります。
今年も厳かに開催される成田山新勝寺節分会。
お相撲さんや大河ドラマの俳優さんが豆まきに来ることで大変有名で、毎年非常に多くの人が集まります。
特別追儺豆まき式
開催日時 | 2025年2月2日(日曜日) 11時、13時30分、16時 ※16時回は力士のみ |
特別参加年男 大相撲力士(予定) | ・大関 豊昇竜 ・大関 大の里 ・前頭 遠藤 ・前頭 御嶽海 ・前頭 髙安 |
開運豆まき
※※注意※※
開運豆まきには力士・大河ドラマ出演者は参加しません。
特別追儺豆まき式とは別になりますので注意してください。
開催日時 | 2025年2月2日(日曜日) 9時30分、12時30分、15時 |
参加料 | 1万円 服装は自由、追儺羽織を貸与 |
募集人数 | 各回100人 |
申し込み方法 | 成田山新勝寺 光輪閣1階 総受付 |
お問い合わせ | 成田山新勝寺 開運豆まき係 0476-22-2111 |
公式サイト | https://www.naritasan.or.jp/lp/setsubun-e/ |
まとめ
「国土安穏・万民豊楽・五穀豊穣・転禍為福・疫病退散」の祈りを込めて毎年厳かに且つ盛大に行われる節分会。
皆さんも1年の開運招福に成田山新勝寺の節分会に参加してみてはいかがでしょうか?